ホークスメソッド

勝ち続けるチームのつくり方

日比野 恭三

2025年3月28日

日経BP

1,870円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

直近10年で日本シリーズを5回制覇し、パ・リーグ優勝を4回果たした福岡ソフトバンクホークス。 10年間の通算勝率は12球団で圧倒的なトップだ。ホークスはどうしてそんなに強いのかーー。 確かにお金はかけている。だが、それは一つの要素にすぎなかった。 ホークスはときに挫折を経験しながらも、長期にわたって多面的な組織改革をやり続けてきた。 「勝ち続けるチーム」を目指すホークスがなし遂げた変革の真実に迫る。 ■はじめに ■序章 改革を促した敗北 ラストゲーム/でっち奉公で行ってこい/物言うキャプテン/フロント主導の“同志的”改革/もう一つの“谷”を越えて ■第1章 4軍とコーディネーター制 “育成のホークス”へ/工藤公康が命じた「重要な任務」/4軍創設とコーディネーター制/“負けないエース”の帰還/“最下層”の実態/4軍監督って要らんのちゃう?/新体制2年目の成果/監督像の新たな形 ■第2章 野球DXに挑む いちばんダメな球団だった/寿司職人みたいな奴/“バブル”の到来/“外れ値”にどう向き合うか/元首位打者が語る「1軍打者のつくり方」/始まった「検定制度」/崖っぷちの男/“スキルコーチ”実装へ/東大生アナリストの選択 ■第3章 スカウティング進化論 閉じられた世界/「1回限り」で感じる力/選手評価の独自基準“ホークススコア”/国際派金融マンがもたらした変化/眼力か、データか/競争が厳しすぎる? ■第4章 育成の“マニュアル”をつくる “育成マニュアル”誕生の発端/“ホークスらしさ”とは何か/プロジェクト第2期へ/抽出された「本当に大切なこと」/「ホークスメソッド・プロ編」の正体/セカンドキャリアも支援/引退後も「育成」は続く ■第5章 イズムの継承者たち 監督・王貞治の実像/雷雨のち晴天/小久保裕紀にとっての“王イズム”/厳しさと優しさ/城島健司、運命の人とともに/心を動かしたオファー/これからの“トロイカ体制”/“語り部”が担う役割 ■第6章 世界一になるために 「めざせ世界一!」実現への道/ビジネス的価値の差を埋めるには/「みんな死んじゃいます」/メジャーを追い越せ/選手がチームを強くする/プロフェッショナル集団であれ ■おわりに

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