
まんがでわかる ジョージ・オーウェル『1984年』
山形 浩生 / 前山 三都里
2020年10月12日
宝島社
1,540円(税込)
小説・エッセイ / ビジネス・経済・就職
支配層が都合のよい形で人々に「何が当たり前か」を刷り込み、疑問に感じる力を奪いながら、感情を「型にはめていく」様を描いた小説『1984年』。コロナ禍を経て、今一度、権力と個人のあり方について考える状況にあるといえます。今回のコロナの感染源・中国のITによる超監視社会は、『1984年』の世界を彷彿とさせます。本書は5Gによる覇権争い、全体主義とは何か、AI対人間といったテーマを山形氏が解説、まんがで『1984年』のあらすじを紹介。政府と個人、公益と私益、民主主義、人間らしさ、本当の意味での自己実現などについて批判的かつ創造的に生きるあり方を考える一冊。
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すけ
マンガでわかるのレベルを超えた
今まで何冊かの「マンガでわかる」系を読んできたが、ここまでクオリティの高いのは初めてだ。 全編を漫画にすることなく極力漫画の量を抑え、その分を本の解説・時事と絡めた分析に割いているため、『1984』の本質を捉えるための入門書としてはかなり有用だと思う。 1984化、という言葉がスマホ・インターネットの普及により色々な場面で使われているように思う。 徹底した監視社会。この本では少数強権による自由統制が主であった。しかし、現在は我々自身が監視社会を作り上げている。多くの人はその事実に多少なりとも危機感はある。でも生活には満足してるから現状に安住している。 原著1984の世界よりも複雑化した現代、単に1984化の是非で議論するだけでなく根本の『自由』の持つ価値を改めて考える必要があるのではないか。 小説版の『1984年』も読み、自分なりの現代社会への理解・思考を深めていきたい。
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