元彼の遺言状

宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ

新川 帆立

2021年10月6日

宝島社

750円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。ところが、件の遺言状が保管されていた金庫が盗まれ、さらには栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害され…。

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みんなのレビュー (5)

歌菜

クセのある主人公

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3.5 2023年06月12日

依頼人を犯人に仕立てて遺産を受け取れるようにする、というぶっ飛んだ依頼から始まるミステリー。勝気でサバサバしている主人公は共感は出来ないが、嫌いじゃない。他の作品も読んでみたいと思う

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Readeeユーザー

(無題)

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3.7 2023年04月17日

「自分を殺した犯人に遺産を相続させる」と書かれていた元彼、栄治の遺言状。敏腕弁護士で金の亡者たる剣持麗子は犯人志望の友人、篠田の代理人として森川家に。先にドラマを観ていたので麗子は綾瀬はるかにしか思えなかった。ただ原作では大泉洋の演じていた篠田の出番は少なく、代わりにドラマでは出て来なかった銀治(栄治の叔父)が活躍。ドラマは篠田を活躍させたかったため、ストーリーが複雑になっていたので、原作の方がシンプルでわかりやすかった。シリーズ化されているので他の作品も読みたい。

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Readeeユーザー

(無題)

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3.7 2023年02月24日

「自分を殺した犯人に遺産を相続させる」と書かれていた元彼、栄治の遺言状。敏腕弁護士で金の亡者たる剣持麗子は犯人志望の友人、篠田の代理人として森川家に。先にドラマを観ていたので麗子は綾瀬はるかにしか思えなかった。ただ原作では大泉洋の演じていた篠田の出番は少なく、代わりにドラマでは出て来なかった銀治(栄治の叔父)が活躍。ドラマは篠田を活躍させたかったため、ストーリーが複雑になっていたので、原作の方がシンプルでわかりやすかった。シリーズ化されているので他の作品も読みたい。

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azukikaferate

フラグはわかりやすい

starstarstarstar 4.0 2022年07月06日

よく見ておけば、結果の予想が付きやすいストーリーだったのに。法律や企業、株の仕組みに意識持っていかれすぎてた感。基礎的な知識があればもっと楽しかったのかも!と思わずにいられない。株が国のものになったら、どーなっちゃうんだ( •́ㅿ•̀ )

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ばななちゃん

お金よりも大切なもの

starstarstar 3.0 2022年02月03日

事件を通してお金以外の大切なものの存在に気づいて行く麗子。最後の車を走らせるシーンは迫力満点。 でもお金があるからこそ、お金以外の大切なものの価値に気づけるのかなとも思った。

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