
嘘つきは殺人鬼の始まり SNS採用調査員の事件ファイル
宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ
佐藤 青南
2022年4月6日
宝島社
750円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
累計75万部突破「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズの著者が描く新作は、就職活動!? SNSの裏アカウント特定を生業とする塩崎真人は採用面接中の学生のSNSの調査をする。アナウンサー志望の灰原茉百合は裏アカウントを持ち、そこでデリヘル嬢をしていたことが発覚し、不採用となった。茉百合に存在をつきとめられ責められた塩崎は、なんやかんやでバディを組むことに。塩崎たちは、あるSNSアカウント主が殺人犯ではないかと疑うも警察は証拠がないと動けないと言われ、ふたりは証拠集めに乗り出すことに。しかしその矢先、塩崎の裏アカ調査に利用していた本アカウントの人物が何者かに殺害される。責任感の強い茉百合に感化された塩崎は、絶対絶命の危機に陥りながらも、驚天動地の真相にたどり着く!
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(無題)
SNS裏アカ調査専門の探偵(離婚寸前)潮崎は、「あんたのせいで就職不採用になった!」と乗り込んできた女子大生、茉百合をアルバイトとして雇うことに。ある人物の裏アカを特定してからネトカノが攫われ始める。殺人鬼は誰か。フォローとブロック、リアルな調査。喧嘩が弱いネット探偵が美人女子大生と殺人事件に首を突っ込むとこうなるという見本のような話。暴行お手のものの真面目な借金取りのおかげで助かったものの、この結末はちょっといただけない。シリーズものにしてほしかった。
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