そして花子は過去になる

宝島社文庫

木爾 チレン / 中村 佑介

2023年2月7日

宝島社

789円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

学生時代のトラウマで引きこもっている花子。バイト先のコンビニと家を往復する虚しい日々を送る蓮。 花を育てるだけの地味なスマホゲームで出会った二人は次第に惹かれ合い、現実でもデートを重ねるようになるのだが……花子にはその記憶がない。 なぜなら家から出ていないのだから。だが蓮からは毎回、デートをしたことを裏付けるメッセージが送られてくる。 ーーデートに行っている「私」は一体誰なのか? 京都と4.7インチの世界を舞台に描かれる切なく温かい青春ミステリー。 タイトルの意味がわかったとき、きっとあなたの運命の一冊になる。

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