日本古代恋愛文学史
吉田幹生
2015年3月1日
笠間書院
9,680円(税込)
人文・思想・社会
“待つ女”の誕生と展開。歌垣を出発点に源氏物語後の平安後期物語手前まで深化する文学の流れをとらえる。男の愛情を肯定する男性作家による時代から不信感を増大させる女性中心の文学へ。最終的に“執着”という男女共通の苦悩へ至る道筋を読み解く。作品の微細な表現分析と巨視的な構想把握を駆使して描くまったく新しい文学史。
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