大和の冒険

「いまはむかし……」でおなじみの平安時代の一大説話『今昔物語集』を小説化。 インド・中国・日本を舞台に、小学5年生の少年大和（やまと）が大活躍。 ワクワクし、おぞましいほどのストーリーが展開される平安末期。 遠い昔の説話から、いまの私たちが失った大切ななにか、生きるたくましさが蘇る。 ようこそ『今昔物語集』へ！ 　 主要登場人物 　 大和の足取りマップ 　 1　三蔵法師との出会い 　 2　釈種サーマ 　 3　亀の恩返し 　 4　ゼンショーニンとアジュ 　 5　鼠の守りで戦勝 　 6　イッカク仙人のこと 　 7　蔵の父を殺した泥棒 　 8　クマラエン 　 9　中国に初めて仏教が来た 　 10　再会 11　ショーコーの恋 　 12　円仁の旅 　 13　盗賊の僧 　 14　小屋寺の鐘 　 15　冥途から戻った綾氏 　 16　源太夫よいずこへ 17　打たれて馬になる 18　藁しべ長者 19　透明人間 　 20　海を越えてきた仏様 　 21　鬼が恐れた一文字 　 22　善宰相の引っ越し 　 23　高藤内大臣のこと 　 24　羅城門 　 25　消えた女頭領 　 26　金を見つけた付人 　 27　陸奥の国の若君 　 28　維茂と諸任の合戦 　 29　飛驒の異郷 　 30　立山地獄の母 31　利仁将軍と五位 　 32　猫の島 　 33　貧しい娘がお嫁にいった 　 34　五節の舞 　 35　栗太の郡の巨木 　 あとがき 　 『今昔物語集』対照リスト