シルクロード悠久の天地

山田 勝久

2020年4月25日

笠間書院

2,200円(税込)

人文・思想・社会

東洋と西洋の文化交流の道であるシルクロードは、古代文化の宝庫であり、世界中の人々を惹きつけてやまない魅力があります。本書は、西域26カ国66回現地踏査したシルクロード第一人者の筆者が、歴史と回想で綴ります。 東の終着点、飛鳥・藤原京から、西の終着点、ギリシア・ローマまでの主なオアシス約20カ所を選んで、その町の歴史や文化を解説。 長安・洛陽、敦煌、楼蘭など、よく知られたシルクロード関連遺跡から、トルファンの勝金口石窟、クチャのアゲ故城とアアイ石窟、トムシュクのチラン故城、ホータンの熱瓦克遺跡、葉城のキバン千仏洞など、これまでのシルクロード関連書籍では触れていない未開放遺跡も紹介します。 筆者撮影の貴重なカラー写真約100枚、地図約20枚を掲載。シルクロードに詳しい読者からあまり詳しくない読者まで、シルクロードを深く知ることができる内容です。 シルクロード関連地図 序文 第一章 大陸文化の精華と飛鳥・藤原京  第一節 藤原京とペルシアのガラス碗  第二節 長安・洛陽の光彩  第三節 西夏王国の黒水城・黒水国を訪ねて  第四節 流沙の都“敦煌”の美と心 第二章 タクラマカン砂漠の周辺に咲いた仏教美術  第一節 吐魯番は民族興亡の歴史舞台  第二節 尉頭国(トムシュク)の歴史を探る  第三節 北庭故城と北庭高昌回鶻仏寺の魅力  第四節 悠久の楼蘭王国に立つ  第五節 亀茲国の偉人、鳩摩羅什の歩いた道  第六節 天山南麓のアアイ石窟とアゲ故城  第七節 于闐国(ホータン)は仏教と玉石の国 第三章 中央アジアからインド・中近東・地中海へ  第一節 サマルカンドからメルヴを行く  第二節 釈迦の出生地と出家地を訪ねる  第三節 シリアの世界遺産、パルミラ王国の残影  第四節 ボスラ・ペトラ・ペルセポリスの興亡  第五節 マケドニアのペラからローマへ シルクロード関連年表 1943年 愛知県生まれ。早稲田大学国語国文学専攻科修了。二松学舎大学大学院博士課程単位取得満期退学。北海道教育大学教授、大阪教育大学教授・学長補佐・附属池田中学校長、人間文化研究機構 総合地球環境学研究所研究水準外部評価委員を経て、現在は、大阪教育大学 名誉教授。神戸常盤大学 客員教授。公益財団法人 東洋哲学研究所 委嘱研究員。NHK文化センター京都・西宮「シルクロード」講師。橿原市観光大使。40 年におよび西域 26 カ国を66 回実地踏査する。主な著書に『唐代文学の研究』『唐詩の光彩』『唐代散文選』『シルクロードの光彩』(すべて笠間書院)『パルミラの光彩』(雄山閣)など。

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