ヌシ

神か妖怪か

伊藤龍平

2021年8月12日

笠間書院

1,760円(税込)

人文・思想・社会

ヌシ(主)とは長いあいだ一箇所に棲み続けて、巨体になった生物のことです。 本書は、川や湖、池、沼、深山幽谷、古城廃屋など、日本各地に棲む龍、大蛇、蜘蛛など様々なヌシを取り上げ、伝承や文献などの資料を交えて考察。人とヌシとのつきあい、ヌシの種類、ヌシの行動、ヌシの社会、ヌシと文芸、現代のヌシなど、多角的な視点から日本のヌシに迫ります。 【目 次】 序・ヌシと日本人 目次 第一章 英雄とヌシ  英雄たちの怪物退治/神話の英雄、伝説の英雄/ヌシの条件/登場人物の横顔  第二章 神・妖怪とヌシ  夜刀神の領分/国津神の末裔/神でもあり、妖怪でもあり/水木妖怪とヌシ  第三章 ヌシとのつきあい方  ヌシとの約束/ヌシと雨乞い/椀貸し伝説/共同体と個人  第四章 ヌシの種類  水棲生物のヌシー蛇、魚、蟹など/虫類のヌシー蜘蛛/陸棲動物のヌシー牛/ヌシへの供物ー馬と、人間体のヌシ  第五章 ヌシの行動学  人を襲う・テリトリーを作る/人に祟る/毒を吐く・昇天する・修行する/人をさらう・子孫を残す  第六章 ヌシの社会  沼神の手紙/秘密の地下水脈/引っ越しをする理由/物言う魚  第七章 ヌシVSヌシ  戦場ヶ原の神話/縄張り争いをするヌシ/助けを求めるヌシ/異類合戦  第八章 ヌシが人になる  物食う魚/干拓事業とヌシ/ヌシと暮らす/タクシー幽霊とヌシ  第九章 人がヌシになる  ヌシになった人/ヌシになる方法/幽霊かヌシか/実話怪談のなかのヌシ  第十章 文学のなかのヌシ  『八郎』と八郎太郎伝説/『龍の子太郎』と小泉小太郎伝説/『夜叉ヶ池』と夜叉ヶ池伝説/沈鐘伝説  第十一章 現代のヌシ  未確認動物とヌシ/怪獣とヌシ/ダム湖にヌシは棲むか/里山とヌシ  後書・ヌシの棲む国 注一覧 都道府県別ヌシ索引

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

15

未読

3

読書中

3

既読

6

未指定

28

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください