まちの居場所

ささえる/まもる/そだてる/つなぐ

日本建築学会

2019年9月14日

鹿島出版会

3,080円(税込)

科学・技術

私的でも形式的でもない、人びとの思い思いの居方を許容する「まちの居場所」という拠点概念。その発生・発見から継続されてきた研究の集大成。 1990年代後半、さまざまな「まちの居場所」が生まれた。福祉施設やフリースクール、コミュニティカフェといったかたちをとって出現したそれらは、まちにおける生活の質の向上・改善を目指す「あるじ」によって生み出され、人びとに見慣れたまちの再考・見直しを促した。本書では長期にわたって継続されてきた研究の成果に立脚し、「まちの居場所」発生以後の動きや最新の事例を加えながら、「まちの居場所」をいかに支援・保全・育成・継承していくかに焦点を当てている。 はじめに Part 1 「まちの居場所」をめぐる最新の動き Chapter 1 「まちの居場所」の広がり Chapter 2 「まちの居場所」の背景と意味 Chapter 3 当事者による場づくりの時代 Part 2 研究・調査・実践事例を通した「まちの居場所」をめぐる論考 Chapter 4 マギーズセンターーー生きる希望を失わせない環境 Chapter 5 パブリックシェルターとしての「まちの居場所」 Chapter 6 フリースクールはなぜ居やすいかーー教育制度の境界におかれる「子どもの学びの場」の育て方 Chapter 7 戸外の居場所ーー居場所としてのまち Chapter 8 「福祉」の視点で見た「まちの居場所」 Chapter 9 人びとをつなぐプラットフォームとプレイスメイキング Chapter 10 誰もが役割をもてる施設ではない場所ーー居場所ハウス Chapter 11 「まちの居場所」としての公共図書館 Chapter 12 私有を共有する居場所ーーインドネシアのバレバレ Chapter 13 使いこなしによって自ら獲得する「まちの居場所」 Part 3 「まちの居場所」の事例と文献の紹介 Chapter 14 「まちの居場所」のアイデアガイド Chapter 15 「まちの居場所」のブックガイド おわりに

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