かか

宇佐見 りん

2019年11月15日

河出書房新社

1,430円(税込)

小説・エッセイ

19歳の浪人生うーちゃんは、大好きな母親=かかのことで切実に悩んでいる。かかは離婚を機に徐々に心を病み、酒を飲んでは暴れることを繰り返すようになった。鍵をかけたちいさなSNSの空間だけが、うーちゃんの心をなぐさめる。脆い母、身勝手な父、女性に生まれたこと、血縁で繋がる家族という単位…自分を縛るすべてが恨めしく、縛られる自分が何より歯がゆいうーちゃん。彼女はある無謀な祈りを抱え、熊野へと旅立つー。未開の感性が生み出す、勢いと魅力溢れる語り。痛切な愛と自立を描き切った、20歳のデビュー小説。第56回文藝賞受賞作。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(38

starstar
star
2.78

読みたい

55

未読

11

読書中

1

既読

184

未指定

109

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (4)

Readeeユーザー

ずっとかか弁

starstarstar
star
3.8 2022年10月11日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

みみすけ

う~ん

starstar 2.0 2021年11月13日

Readeeユーザー

(無題)

starstarstarstar
star
4.2 2021年02月14日

19歳のうーちゃんは、母(かか)と自分の痛みに苦しんでいる。SNSだけが彼女を癒してくれる。 「かか弁」というオリジナルの方言を使う主人公による独白がメインの作品で、『推し、燃ゆ』のあとに読んだため、最初は同じ作者かと疑うほど読みづらく退屈だった。慣れてくると作品の中での痛みや苦しみの表現、この作品の重要なテーマといえる信仰というものが伝わってきて、共感はできないが引き込まれていった。人を選ぶと思うが、年齢が近かったり同じような悩みを抱えている人にはおすすめできる作品。

全部を表示

金鯱

 

star 1.0 2020年02月25日

このレビューはネタバレ要素を含みます全て見る

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください