皇帝銃殺

ハプスブルクの悲劇

河出文庫

菊池良生

2014年1月8日

河出書房新社

1,210円(税込)

人文・思想・社会 / 文庫

生まれてくるのが、もう少し早ければー。ハプスブルクの皇帝として君臨する兄への羨望と嫉妬。帝国の次男として生まれたマクシミリアンは、手が届きそうで届かない、その栄光に、ひたすら野心を燻らせていく。その焔は兄弟の仲を引き裂き、やがて自らの運命をも狂わせる。ハプスブルク黄昏期の悲劇をスリリングに描いた、傑作評伝。

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