考える日本史

本郷 和人

2018年11月22日

河出書房新社

924円(税込)

人文・思想・社会 / 新書

「知っている」だけではもったいない。なにより大切なのは「考える」ことである。信、血、恨、法、貧、戦、拠、知、三、異。たった漢字ひと文字のお題から、即興で歴史の森に分け入り、ついには日本史の勘どころにたどりつくー東京大学史料編纂所教授の新感覚・日本史教室、開講!教科書や通史は退屈だという人には特におすすめ。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(7

starstarstarstar
star
4.21

読みたい

10

未読

5

読書中

3

既読

35

未指定

67

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー (2)

ケムケム

なるほど

starstarstarstar
star
4.5 2020年08月08日

科挙を取り入れなかった日本は、世襲の国になった。周囲を海に囲まれているため、外敵も少なく、のんびりした風土になったそうだ。今の日本が、なかなか変わろうとしないのも、私たちのDNAに組み込まれているからかもしれない。 今の日本の突破口を探るのに、大きな端緒になる一冊だと思った。なるほど。

全部を表示

yamaura

(無題)

starstarstarstarstar 5.0 2019年08月24日

冷静にフラットに、日本の歴史を分析する。 歴史は学生時代から苦手だったけれど、本著は非常に面白く、楽しんで読むことができた。 ありがちな知識重視・トリビア重視の本ではなく、何故この歴史になったのかを冷静に淡々と分析する。それでいて語り口が面白く、全く飽きさせない。 日本は競争が無く、安定した社会だった。現在の我々も、無意識にそれを望んでいる。だがそれは、成長しないことを意味する。島国という独立した社会では、それでも生きていけたかもしれないが、国と国の距離がより近くなった今、どんな社会が望ましいのか、

全部を表示
Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください