サイエンス超簡潔講座 感染症

マルタ・L・ウェイン / ベンジャミン・M・ボルカー

2021年3月22日

ニュートンプレス

1,500円(税込)

美容・暮らし・健康・料理

新型コロナウイルス(Covid-19)が出現する前から,人類は感染症の脅威と戦い続けてきました。スペイン風邪,ペスト,天然痘,コレラ,HIV(エイズ)などのほか,ここ十数年だけでも新たにSARS,世界的に大流行した新型(H1N1型)インフルエンザ,致死率80%を超えるエボラ出血熱など,次々に出現しています。 新薬を開発しても,ウイルスは突然変異を起こして新型を生み出し,耐性をつけ,進化し続けます。こうした状況が続くなかで,私たちはどうすればよいのか? 今,本当に知っておくべき正しい知識とは? そもそもどのようにしてうつるのか? 重症化を防ぐ条件とは? なぜ,制圧できない感染症が存在するのか? 今後,人類と感染症の闘いはどうなっていくのか? さまざまな疑問に,本書はわかりやすく的確に答えてくれます。 新型コロナウイルスが終息しても,「超ウイルス」がいつ現れてもおかしくない状況は続くといわれています。著者は「感染症の根絶は無邪気な考え」であり,人類はウイルスとの共生を学ぶ時が来ていると述べています。そして,そのために重要なのは生態学と進化学だと。そうした新たな観点から書かれた興味深く,かつ実用的な必読の一冊です。 第1章 はじめに 生態学的なプロセス──ウイルスはどのように広がるのか/進化学的なプロセス──進化し続けるウイルス/展望──「根絶」から「共生」へ 第2章 感染の正体を探る──さまざまな尺度で見る感染 感染を防ぐ鍵をにぎる「接触時関門」と「適合時関門」/感染症流行の力学──感染症はどのように広がるのか/宿主内疾患の力学──体内で感染はどのように進行するのか/病原性、抵抗力、耐性が感染リスクと重症化リスクを左右する 第3章 インフルエンザ 第4章 HIV 第5章 コレラ 第6章 マラリア 第7章 カエルツボカビ 第8章 今後の展望 参考文献

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