
溺れる魚,空飛ぶ魚,消えゆく魚
モンスーンアジア淡水魚探訪
共立スマートセレクション 24
鹿野 雄一 / 高村 典子
2018年2月10日
共立出版
1,980円(税込)
科学・技術
淡水域は地球の表面積の1%にも満たないが,そこに地球上の全脊椎動物種の35%が生息している。しかし,今,淡水魚の1/3が絶滅の危機に瀕している。水は人間の経済活動にはなくてはならないものであるが,偏在し,多すぎても少なすぎても災害をもたらす。そのため,淡水環境は人間の経済活動のために過度に改変されてきた。今,その開発がアジアを襲っている。アジアは淡水魚の多様性のホットスポットである。しかし,学術的には調査が不十分で情報が極めて不足している地域でもある。本書は,淡水魚の研究者である著者が,その(淡水魚種の)持続性を切に願いながら,広くアジアモンスーン各地の淡水魚の分布調査を通して探求した,淡水魚の生態とそれを取り巻く人々,そして自然環境の喫緊の記録である。 口絵 1 モンスーンアジアの淡水魚類多様性 1.1 淡水魚とは何か 1.2 モンスーンアジアの淡水魚とその重要性 1.3 淡水魚と人々との関わり 2 東南アジアの現場から 2.1 カンボジア 2.2 半島マレーシア 2.3 サラワクマレーシア 2.4 ミャンマー・インレー湖 2.5 水力発電ダム開発とメコン川の未来 3 東アジアの現場から 3.1 中国太湖流域,チャオシー川 3.2 佐渡ヶ島 3.3 南西諸島・奄美琉球地域 3.4 西表島と屋久島,滝と淡水魚 3.5 白神山地 現場調査に関する付記 おわりに アジアの淡水魚,その魅力を将来へ(コーディネーター高村典子) 索引
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