
植物の季節を科学する
魅惑のフェノロジー入門
共立スマートセレクション 43
永濱 藍 / 巌佐 庸
2024年11月11日
共立出版
2,310円(税込)
科学・技術
新芽を広げ、花を咲かせ、実をつける。植物の季節的な現象(フェノロジー現象)は魅力的であるが、日常生活における風景としか捉えられないことが多い。 しかしながら、その現象は、じつに豊かで複雑で、面白さにあふれている。 本書は、そんな植物のフェノロジー(特に、開花フェノロジー)に着目した初めての和書である。植物生態学・分類学の専門家で、国立科学博物館の現役キュレーターである著者が、写真や図を豊富に用いて、過去の研究、野外調査や仕事の様子を紹介しながら、前提知識なしでも理解できるよう易しく解説する。 本書は、「卒論提出3か月前テーマ変更事件」が発生したところから始まる。読者に語りかけながら話は進んでいき、随所に散りばめられたこのようなエピソードから、著者の人柄が伝わってくるような構成となっている。 フェノロジーは近年、地球温暖化との関連からも、国際的に注目されているトピックである。フェノロジーに興味のある方はもちろん、植物学全般に興味をもつ方にも広く薦められる書籍である。 1 植物のフェノロジー 1.1 私とフェノロジー研究の出会い 1.2 フェノロジーとは 1.3 植物の様々なフェノロジー 2 いつ花を咲かせるのか? 2.1 植物が作る四季? 2.2 花の季節 2.3 フェノロジーの段階 2.4 樹木と草で違う? 2.5 「定量的に比較する」とは 3 植物の種多様性を知る 3.1 東南アジア研究のきっかけ 3.2 ベルトトランセクト法 3.3 熱帯植物調査の壁 3.4 分類学との出会い 3.5 未記載種か否か 3.6 調査地への恩返し 4 ところかわれば花かわる 4.1 未知のフェノロジー記述に挑む 4.2 ベトナムの熱帯山地林のフェノロジー 4.3 種間で同調する? 4.4 フェノロジーの緯度勾配 5 過去をさかのぼる 5.1 暖冬だと早く咲く? 5.2 ハーバリウムとは 5.3 標本の保管 5.4 標本の存在意義 5.5 標本の整理 6 伝え広めるために 6.1 研究者のアウトリーチ活動 6.2 オンラインでの発信 6.3 子どもに伝える 6.4 伝える発信 6.5 広める発信 7 研究者って何者? 7.1 なぜ研究するのか 7.2 研究者をめざしたいあなたへ 7.3 研究者の資質 7.4 博物館学芸員と研究 引用文献 あとがき 植物フェノロジーの研究と博物館キュレーターへの招待(コーディネーター 巌佐 庸) 索引
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