遺伝子とコンピュータ

生命の設計図をひもとく

情報フロンティアシリーズ 23

小長谷 明彦

2000年1月1日

共立出版

1,870円(税込)

科学・技術

遺伝子とは、一言でいうと、生命を形作る蛋白質の設計図を意味します。その設計図は、細胞の中にあるDNAという二重らせんの高分子に格納されているのです。DNAの中にはたくさんの遺伝子が含まれています。そして、一つの生命を実現するために必要な一そろいの遺伝子セットを「ゲノム」と呼んでいます。つまり、ゲノムとは、生命の設計図ということになるのです。いま、バイオロジーと情報処理技術が融合し、生命の秘密を解き明かそうという「ゲノム解析プロジェクト」が世界的な規模で進行しています。この生命の設計図を分子レベルですべて解読してしまおう、というわけです。これにより、難病の治療とか、植物や動物の品種改良その他、さまざまなバイオ関連産業の育成が期待されているのです。本書では、遺伝子の生命の設計図としての位置づけ、ならびにゲノム解析プロジェクトの概況について紹介し、さらに分子生物情報学で精力的に研究されている遺伝子発見、遺伝子の機能予測、タンパク質の立体構造予測、遺伝子ネットワークを中心として、この分野の最先端の内容を非常に分かりやすく紹介しております。また、巻末には付録として、大量の遺伝子関連のWebサイト一覧、および内容紹介付きの参考文献を配して、読者の便宜を図っております。 はじめに 1章 生命の設計図 2章 ゲノム解析プロジェクト 3章 遺伝子発見 4章 遺伝子の機能予測 5章 タンパク質の立体構造予測 6章 遺伝子ネットワーク おわりに 付録 遺伝子解析に有用なWWWサイト

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