細胞工学入門

細胞増殖を正および負に調節する因子

小田 鈎一郎

2001年2月26日

共立出版

6,490円(税込)

科学・技術

本書は動物細胞を取り扱う分子生物学、細胞工学の研究にこれから携わろうとする学部高学年、大学院生を主な対象としている。上記学問の高度な内容と先端技術を理解するためには、少なくとも本書の内容を理解する必要があるという教育者としての著者の切実な思いでまとめられた手引き書である。そういう意味で入門としたのである。 1〜3章では細胞の老化と不死化、細胞の接着、細胞のシグナル伝達、細胞周期、癌遺伝子と癌抑制遺伝子の働き、アポートーシスなど細胞を扱う上で留意しなければならない生命現象を具体的に解説。4〜7章では遺伝子のクローニング、動物細胞での発現ベクター、PCRとその応用、転写因子を中心としたDNAタンパク質およびタンパク質ータンパク質間の相互作用の解析など。8章では個体レベルでの遺伝子解析を扱ったもので、遺伝性疾患に対する遺伝子治療の現況、遺伝子ターゲッティングによる疾患モデルマウスの作製、胚性幹(ES)細胞、臓器組織特異的幹細胞の多分化能とそれを用いた臓器再生の可能性について展望している。 1章 哺乳動物細胞を培養する 2章 細胞のシグナル伝達 3章 細胞周期の進行を正および負に調節する因子 4章 組換えDNAの作製と遺伝子のクローニング 5章 細胞への遺伝子導入とその発現制御 6章 遺伝子の構造解析とDNA増幅 7章 遺伝子の発現調節とその産物の解析 8章 個体レベルでの遺伝子解析(将来の展望)

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