分子系統学への統計的アプローチ

計算分子進化学

Z. Yang / 藤 博幸

2009年3月25日

共立出版

6,380円(税込)

科学・技術

分子系統解析は、進化研究者ばかりでなくデータ解析の一手法として分子生命科学の研究者にも広く利用されている。すでにすぐれた分子系統学の著作や翻訳が刊行されているが、本書の特徴は、統計的アプローチに焦点を絞り、分子系統学の主要な問題を幅広く解説している点にある。特に、ベイズ法の分子系統学への応用については類書がない。一方、統計学の基本的な概念についても深く議論されており、この点も本書の魅力の一つである。例題や図も豊富であり、難しくなりがちな式の意味を理解するのを助けてくれる。 〔原著 Computational Molecular Evolution(Oxford Univ.Press、2006)〕 PartI 分子進化のモデル構築 第1章 塩基置換のモデル 第2章 アミノ酸とコドンの置換モデル PartII 系統樹の再構築 第3章 系統樹の再構築:概観 第4章 最尤法 第5章 ベイズ法 第6章 系統樹についての方法および検定の比較 PartIII 先端的なトピックス 第7章 分子時計と種の分岐年代の推定 第8章 タンパク質の中立進化と適応進化 第9章 分子進化のシミュレーション 第10章 展望 補遺

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