
図解よくわかる機械計測
武藤 一夫
2016年10月25日
共立出版
3,190円(税込)
科学・技術
計測工学は単独で成り立つものではなく,数学や物理学をはじめとした四力(工業力学,材料力学,熱力学,流体力学)を基礎としており,また計測工学は,機械加工による製品寸法の測定などから,治具・工具段取りの測定,材料・熱処理などの状態測定までが含まれ,種々の計測技術が体系化された学問である。本書を通して,「モノづくりの基本は測る技術」であることを理解していただきたい。 本書の特徴は,他の書籍にはない以下に示すオリジナルにある。 1。あまり数式や理屈を述べない。本質を理解していただく。 2。そのために,図を多用して,必要があればイラストも使用する。 3。学習のポイントを絞り,理解しやすい構成にする。 4。これらによって,学生自身で自学自習できる。 また,大学の教員にとっても,授業において使いやすいように,本文のほかにBox欄や脚注を多用することで,授業を進めやすいテキスト分量にしている。具体的には,予備知識や既習事項(特に数学・物理)に関して,基礎知識のBox 欄を適宜入れることで,本文の内容を補足したり,学生が予習する上でも役立てられるように配慮している。 1章 計測の基本概要 1.1 計測の意味 1.2 計測の小史 1.3 計測と計測工学の定義 1.4 センサ 1.5 計測工学における測定法 1.6 計測工学における測定方式 1.7 計測工学に使う測定器の用語 1.8 標準とトレーサビリティ 2章 計測の基礎知識 2.1 MKS単位系から国際単位系(SI)へ 2.2 単位 2.3 次元 2.4 測定の精度 3章 計測の測定データの取扱い 3.1 有効数字と誤差の表し方 3.2 測定データの基本的な統計処理法 3.3 データの補間と統計処理 4章 長さの測定 4.1 測定の基礎 4.2 長さの測定 4.3 長さの測定における原理と諸影響 5章 角度・面の測定 5.1 角度の測定の基礎事項 5.2 角度測定における単一角度基準 5.3 各種測定器による角度の測定 5.4 テーパ角の測定 5.5 面粗さの測定と製品精度 5.6 幾何公差(真直度,平面度など)の測定 6章 座標による測定 6.1 座標による測定の基礎事項 6.2 3次元測定の基礎事項 6.3 3次元測定の役割 6.4 3次元測定における CADとの連携 7章 質量・力・圧力・密度の測定 7.1 質量の測定 7.2 力・トルク・ひずみの測定 7.3 圧力の測定 7.4 密度の測定 8章 温度・湿度・熱量の測定 8.1 温度の測定 8.2 湿度の測定 8.3 熱量の測定 9章 時間・回転数・振動の測定 9.1 時間の測定 9.2 回転数の測定 9.3 振動の測定 10章 音の測定 10.1 音の測定 10.2 音と振動の周波数分析 10.3 超音波の測定(超音波センサ) 10.4 AEの測定(AEセンサ) 11章 流体・粘度・その他の測定 11.1 流体の測定 11.2 粘度の測定 11.3 pHの測定 11.4 放射線の測定 11.5 材料関係の測定 12章 電気量の測定 12.1 電気量の測定 12.2 センサ増幅回路 12.3 インタフェース 12.4 コントローラ 12.5 インタフェース(アクチュエータ駆動回路)
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