自然科学研究のためのR入門

再現可能なレポート執筆実践

Wonderful R 4

江口 哲史 / 石田 基広 / 市川 太祐 / 高橋 康介 / 高柳 慎一 / 福島 真太朗

2018年10月11日

共立出版

2,970円(税込)

科学・技術

近年,Rなどのオープンソースのデータ解析環境が整ってきており,これらを活用することで,実験・測定・調査を行った結果に対して,研究者自身の手で高度な分析手法を適用できるようになった。  しかし,自然科学研究の多様化に伴い,研究者が扱わなければいけないデータの種類や量は増える一方である。また,データ解析手順も複雑化している。そのため自然科学系の実験分野においても,データ解析の再現性の重要性は高まっている。  Rでは解析の再現性を保証する方法としてRMarkdownが広く活用されている。その方法は本シリーズ第3巻『再現可能性のすゝめ』で詳しく解説されているが,本書はその実践集である。自然科学分野で主に取り扱うデータを想定した上で,RおよびRStudioを活用して,実験ノートやレポートをまとめあげる方法を,本書では具体例をあげつつ詳しく説明している。 Chapter 1 はじめに 1.1 RMarkdown 1.2 sessioninfoによるバージョン情報の確認 1.3 プロジェクトの作成 1.4 本章のまとめと参考文献 Chapter 2 基本的な統計モデリングー要因と目的変数の関係解析(1) 2.1 データの読み込み・概観チェック・集計・可視化 2.2 【レポート例2-1】 2.3 検定・相関解析 2.4 統計モデリング第一歩 2.5 【レポート例2-2】 2.6 本章のまとめと参考文献 Chapter 3 発展的な統計モデリングー要因と目的変数の関係解析(2) 3.1 データの読み込み・集計・可視化 3.2 【レポート例3-1】 3.3 検定 3.4 統計モデリング 3.5 【レポート例3-2】 3.6 本章のまとめと参考文献 Chapter 4 実験計画法と分散分析 4.1 一元配置分散分析ーOne-way ANOVAによる精製カラムの検討 4.2 二元配置分散分析ーTwo-way ANOVAによる検出器の検討 4.3 【レポート例4-1】 4.4 直交表を使った分散分析ー多数の因子がある場合の組み合わせ効率化:注入口条件の最適化 4.5 分析法の検証 4.6 【レポート例4-2】 4.7 本章のまとめと参考文献 Chapter 5 機械学習ー代謝産物の変動解析を例に 5.1 データの読み込み・加工・可視化・検定 5.2 機械学習による判別分析 5.3 変数重要度が上位の因子によるpathway解析および機能解析の準備 5.4 【レポート例5】 5.5 本章のまとめと参考文献 Chapter 6 実践 レポート作成ー化学物質の分子記述子と物性の関係解析を例に 6.1 ファイル作成・YAML記述 6.2 本文の記述とデータの読み込み 6.3 機械学習モデル 6.4 バリデーションセットを用いた精度の検証 6.5 変数重要度 6.6 実行環境・引用文献 6.7 本章のまとめと参考文献

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