分析哲学 これからとこれまで

飯田 隆

2020年5月28日

勁草書房

2,750円(税込)

人文・思想・社会

哲学とは何か。分析哲学とは何か。そして、哲学はどこへ向かうのか。一般向けのわかりやすい紹介・解説を集めた待望のエッセイ集! 私がしているのは分析哲学だと、他人ならば言うだろう。しかし私自身は、自分がしているのはただの哲学だと思っている。──英米哲学の第一人者が、幅広い視野と深い洞察のもとに自らのよって立つ哲学のバックボーンと今後の展望を示したエッセイの数々を、著者本人の構成によって収録。哲学という営みを深く捉える強靭な思索を示す。 まえがき 序論 哲学の未来のために  1 分析哲学と文学 / 2 分析哲学史は何のために / 3 哲学の変わり行く媒体   1 分析哲学とは何か? 1 哲学と「哲学の言葉」 2 分析哲学としての哲学/哲学としての分析哲学 3 専門化する哲学の行方──分析哲学の現状と展望 4 分析哲学は哲学になったか   2 フレーゲとウィトゲンシュタイン 5 フレーゲ 6 論理の言語と言語の論理 7 論理学から形而上学を引き出す 8 言語とメタ言語 9 分析哲学から見たウィトゲンシュタイン 10 なぜカヴェルを読むのか?──スタンリー・カヴェル、中川雄一訳 『哲学の〈声〉』(二〇〇八年、春秋社)に寄せて   3 真理・様相・意味 11 真理 12 論理学におけるモダリティ 13 本質と必然性──現在と過去との対話 14 三段論法と死 15 三段論法と死 (二) 16 意味と意図──関口浩喜氏の批評に答えて   4 日本における分析哲学 17 哲学言語を作る──近代日本の経験から 18 近代日本における科学と哲学 19 日本の分析哲学 一九七〇年前後 あとがき 事項索引 人名索引 初出一覧

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