電力と政治 下

日本の原子力政策 全史

上川 龍之進

2018年2月28日

勁草書房

3,850円(税込)

科学・技術

福島第一原発事故から7年が経とうとしている。この間、戦後の電力・エネルギー政策、とりわけ原子力政策の何が明らかになったのか? そして事故後、事態はどう動いていったのか? なぜ電力自由化の改革は急速に進み、脱原発は後退したのか? とは言えなぜ自民党は原発再稼動を思うように進められないのか? 政治学であざやかに読み解く! 第7章 野田内閣における原発ゼロへの挑戦と挫折  1 野田内閣の発足  2 東電へのデュー・ディリジェンスと原子力損害賠償支援機構の発足  3 東電実質国有化をめぐる争い  4 電力システム改革と核燃料サイクルをめぐる政治闘争  5 大飯原発再稼働  6 民意の奔流  7 革新的エネルギー・環境戦略の策定  8 民主党政権下での電力・エネルギー政策の分析 第8章 安倍内閣と原子力規制委員会ーー原発回帰の限界  1 「原発ゼロ」の見直し  2 原子力規制委員会の設置  3 原子力規制委員会の新規制基準  4 汚染水問題と東電への追加支援策  5 小泉純一郎の原発即時ゼロ宣言とエネルギー基本計画の策定  6 原子力規制委員会の委員交代  7 原子力規制委員会と電力会社の対立  8 虚構の避難計画  9 エネルギーミックス 第9章 原発再稼働と電力自由化の矛盾  1 老朽原発の廃炉と原発再稼働  2 原発再稼働の進展と司法の覚醒  3 電力システム改革の進展  4 電力自由化と原発 第10章 終わらない東電問題と核燃料サイクル問題  1 もんじゅ廃炉と核燃料サイクル事業の継続  2 原発再稼働と地方自治体  3 三度目の東電支援策と賠償費用のつけ回し  4 民進党の迷走  5 第二次・第三次安倍内閣下の電力・エネルギー政策の分析 終章 時間のなかの電力・エネルギー政策  1 経路依存  2 タイミングと配列  3 長期的過程  4 政策・制度変化 あとがき 注 参考文献一覧 人名索引 事項索引

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