
合理性と柔軟性
猪原 健弘
2002年2月15日
勁草書房
3,080円(税込)
ビジネス・経済・就職
合理的な意思決定は強力であるが、矛盾を内包しているのも事実である。合理性が求められる意思決定の場面で、適度に柔軟な非合理戦略を選択したらどんな結果になるだろうか。合理的な意思決定に矛盾を感じ始めた私たちの中に、しだいにこのような疑問が浮かび、理論として分野され始めた。本書では、合理的な意思決定、特にゲーム理論で考えられている合理性とはどういうものかについての入門的な解説から始め、柔軟性による非合理性を取り入れた意思決定が理論の中でどのように扱われているかについて最近の発展を中心に紹介し、主に合理的な意思決定と柔軟性に基づく非合理戦略についての解説を行う。 第1章 競争と社会の意思決定 1.1 競争の意思決定 1.2 社会の意思決定 1.3 本書の構成 第1部 柔軟性と競争の戦略 第2章 標準形ゲーム 2.1 記号の準備 2.2 標準形ゲームの基礎 2.3 標準形ゲームの分析 2.4 標準形ゲームの応用──公共政策の評価 第3章 展開形ゲーム 3.1 記号の準備 3.2 展開形ゲームの基礎 3.3 展開形ゲームの分析 3.4 繰り返しゲーム 第4章 メタゲーム分析とコンフリクト解析 4.1 メタゲーム分析 4.2 コンフリクト解析 第5章 ハイパーゲームとソフトゲーム 5.1 ハイパーゲーム 5.2 ソフトゲーム 第2部 柔軟性と社会の戦略 第6章 協力ゲーム 6.1 協力ゲームの定義 6.2 協力ゲームの分析 6.3 協力ゲームの応用──提携の形成の分析 第7章 会議の理論 7.1 会議の定義 7.2 会議のコア 7.3 選好の違いと提携の形成 第8章 許容会議の理論 8.1 許容会議の定義 8.2 許容ゲームと提携の比較 8.3 提携の安定性 第9章 会議と情報交換 9.1 仮想会議の定義 9.2 仮想会議とコア 9.3 理想の選好と許容範囲 参考文献 おわりに 索引
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