
ナッジ・行動インサイト ガイドブック
エビデンスを踏まえた公共政策
白岩 祐子 / 池本 忠弘 / 荒川 歩 / 森 祐介
2021年2月18日
勁草書房
3,300円(税込)
人文・思想・社会
行政において活用が期待されるナッジや行動インサイト。知っておくべき基本的な考え方や背景、また将来的な課題とその対応策とは。 人間を行動変容に導くナッジや、人間に対する洞察・理解である行動インサイトを活用する動きが行政分野でも広がっている。しかし、その実践にあたっては、過剰な期待や倫理的問題など、成果の産出と活用を阻害しうる問題点も存在する。研究者と官僚が手を組み、国や自治体の行政官とそれを目指す人に向けて書き下ろしたガイドブック。 まえがき 第一部 基本編 1-1 EBPMとはなにか 1-2 ナッジ・行動インサイトとはなにか 1-3 ナッジ・行動インサイトで活用できる心理学の知見 第二部 失敗編(エビデンス・ナッジ・行動インサイト) 2-1 新しい組織を作らないとダメ? 2-2 フィールド実験,しなくていいの? 2-3 「いきなりフィールド実験」は失敗のもと 2-4 フィールド実験×RCTでなければ意味がない? 2-5 ナッジや行動インサイトは無敵の理論? 2-6 審査を受ければ「倫理上の問題」はクリア? 2-7 予想と結果が一致しない 2-8 統制群と介入群で有意差があればいい? 2-9 効果が得られた政策を採用するのがEBPM? 第三部 外部との協同編 3-1 先行する府省庁・自治体から学ぶ 3-2 政策に実装する 3-3 広報と共有 あとがき 索 引
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