クィアなアメリカ史

再解釈のアメリカ史・2

マイケル・ブロンスキー / 兼子 歩 / 坂下 史子 / 高内 悠貴 / 土屋 和代

2023年8月29日

勁草書房

3,960円(税込)

人文・思想・社会

LGBTQの歴史的経験はアメリカに何をもたらし、いかにアメリカそのものを形成してきたか。周縁化されてきた視点から再解釈する。 植民地期から現代に至るまで、アメリカ史の基本的叙述においてジェンダー/セクシュアリティ規範とその撹乱・変容がいかに密接不可分であったか。クィア的視点からとらえ返した〈アメリカ〉を描き、人種やジェンダー・セクシュアリティを歴史叙述の不可欠な構成要素に位置づける。ラムダ文学賞およびストーンウォール図書賞受賞作。 【原著】Michael Bronski, A Queer History of the United States(Beacon Press, 2011) 日本語版の読者のみなさまへ 著者の覚書 凡 例 序  言語とアイデンティティ  歴史が教えてくれること 第一章 迫害社会  見知らぬ土地の見知らぬ人びと  ピューリタニズム─個人と共同体  純粋さと危険 第二章 性的にあいまいな革命  奴隷にされた人びとと市民  ピューリタニズムから啓蒙思想へ  アメリカの男を創造する  ただの友人  革命的なジェンダー 第三章 クィアなアメリカを想像する  西部への膨張  コミュニティのはじまり  新しい国民的文化を記述する──東部  同性間の欲望と人種の民主化 第四章 死と芸術の民主主義  南北戦争  男らしさを演じる  自由に演じる  政体のための新しい身体  政治と詩論 第五章 危険な純潔  政治の語彙  抵抗を概念化する──労働、人種、セックス  言語の政治 第六章 舞台上の生/都会の生  大都市の中で一緒にひとり  ジェンダーについての新しい考えを嗜む  私的/公的文化の出現 第七章 ジェンダーの生産とマーケティング  男らしさを生産する  男らしさを消費する  最初の赤狩り──そして改革 第八章 塹壕でのセックス  戦争、ジェンダー、セックス  恋人たちの軍隊  戦争を家に持ち帰ること 第九章 目に見えるコミュニティ/目に見えない人びとの生活  セックスとひとつの運動の始まり  紙面で公に  丸見えの場所に「隠れて」  ともに成長し、袂を分かつ運動 第一〇章 反乱/バックラッシュ/抵抗  反乱のなかのアメリカ  解放、社会的純潔、バックラッシュ  AIDS──不屈さと抵抗 エピローグ  歴史としてのニュース、ニュースとしての歴史 謝 辞 訳者あとがき 原 注 索 引

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