美容資本

なぜ人は見た目に投資するのか

小林 盾

2020年3月28日

勁草書房

2,970円(税込)

人文・思想・社会

なぜ人びとは内面が大切だと思っていても、見た目を意識せざるをえないのか。ハンサムや美人は、ほんとうにモテて、幸せなのか。 なぜ人は「見た目」を意識するのか──これがこの本の問いである。スキンケアやメイクといった美容活動は美容という資本への投資であり、見た目とはその結果である──これがこの本の結論となる。したがって、もしあなたが合理的な人ならば、美容に投資するべきである──これが、この本から読者へのメッセージとなる。 シリーズ序文[小林盾・村上あかね・筒井淳也] まえがき 序章 美容資本の理論と方法 第1部 美容の統計分析  第1章 美しさに偏りはあるのか──美容資本の測定  第2章 どのように美しさに投資するのか──美容資本への投資  第3章 投資できれいになるのか──美容資本の蓄積  第4章 ハンサム、美人はモテるのか──家族形成への効果  第5章 ハンサム、美人は金持ちになるのか──地位への効果  第6章 ハンサム、美人は幸せなのか──ウェルビーイングへの効果 第2部 美容のインタビュー分析  第7章 美容整形はビジネスですから──キャバクラ嬢へのインタビュー  第8章 人は見た目が100パーセント、内面も100パーセント──美容師へのインタビュー  第9章 素肌美人を目指そう──皮膚科医へのインタビュー 終章 美しさの本質と可能性 コラム1 容姿レベルの自己評価は、他者からの評価と一致するのか コラム2 人は見た目が何パーセントか コラム3 これまでの美容活動、情報源、美容活動の結果 コラム4 インドネシアで容姿レベルはどう決まるのか

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