ことばの実際 1

話しことばの構造

シリーズ 英文法を解き明かす --現代英語の文法と語法 9

澤田 茂保 / 内田 聖二 / 八木 克正 / 安井 泉

2016年4月20日

研究社

2,530円(税込)

語学・学習参考書

★「話しことば」の構造を解き明かす 英語の「話しことば」には、「書きことば」にはあまり見られないような現象が数多く観察される。けれどもそうした現象は、書きことばに依拠した英文法では見落とされていることが少なくない。本書は、そうしたさまざまな事例を、話しことばの特徴である「場面性」と「リアルタイム性」という側面から捉え直す試みである。「状況省略」や「タグ表現」といった話しことばに頻出の現象が、コミュニケーション上で果たしている役割を解明する。 「シリーズ 英文法を解き明かす」 コミュニケーション重視の英語教育の動向を見据え、文法・語法研究の最先端の情報を存分に盛り込んだ英語学の新シリーズ。現代英語で実際に使用される表現の仕組みを一つまた一つと解き明かし、最前線の英語教育の現場にも新しい息吹をもたらす。英語の具体的な語彙と構文の特性を明らかにすることを目的に設立された英語語法文法学会20周年記念企画。 第1章 書かれたことばから見た「話しことば」  はじめに  1.1 話しことばとその境界域  1.2 「モダリティ」と「発話行為」  1.3 SLの特徴  1.4 場面性とリアルタイム性に関するSLの傾向  1.5 SLの分析に向けて 第2章 場面から離れられぬ運命ーー場面性・対面性に関わる諸相について  2.1 対面での会話の事例観察  2.2 「状況省略」について  2.3 「タグ表現」について  2.4 場面に密着した「定型的表現」  2.5 「強調」について  2.6 まとめ 第3章 時間に急かされる宿命ーーリアルタイム性に関わる諸相について  3.1 リアルタイムで進む発話の事例観察  3.2 発話のモデルーーLevelt (1989)のモデル  3.3 「挿入」について  3.4 順序の変更を伴う表現の挿入  3.5 「繰り返し」について  3.6 「言い換え」と「言い直し」  3.7 構造の変容  3.8 まとめ 第4章 話しことばで見られる正規構造からの変化ーー話しことばの流れとつながり  4.1 名詞句前置について  4.2 話題化について  4.3 焦点前置文  4.4 特殊な前置文について  4.5 転置  4.6 まとめ

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