霞沢岳狂炎の花びら

Kosaido blue books

梓林太郎

1996年3月31日

廣済堂出版

838円(税込)

小説・エッセイ / 新書

名刑事道原伝吉が挑む殺意の謎。北アルプス霞沢岳で男の死体が発見された。被害者は撲殺されたうえ、顔を十文字に切られており、ポケットにはコスモスの花びらが入れられていた。八日後、大雪山系旭岳から霞沢岳とまったく同じ手口で殺された死体が見つかった。生前、何の繋がりもなく、共通点もない二つの事件を追って、長野から旭川へと飛んだ豊科署の道原伝吉刑事だったが、解決の目処がつかず捜査は難航を極めた。そんな折、殺害方法は違うが、顔とコスモスが同じ殺人事件が舞い込んできた…。三つの事件を結ぶ殺意の目的は。長篇山岳ミステリー。

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