神戸異人街スキャンダル
明治法廷ミステリー
広済堂文庫
和久峻三
1996年4月1日
廣済堂出版
587円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
“代言人”と言われていた明治の弁護士・落合源太郎は、祇園新地の芸者・鈴吉から幼友だちの秋岡せつが行方不明となっているので探してほしいと頼まれる。せつは神戸の外国人居留地の中の“淫楽の館”と呼ばれる怪しげな場所に売られ、性の奴隷のように虐待されたあげく、商館長を射殺した罪で裁かれようとしていた。せつの弁護に立った源太郎は居留地のスキャンダルをあばき、不平等な治外法権に挑んでいく。
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