死者からの童唄
ミステリ小説
広済堂文庫
木谷恭介
2003年11月30日
廣済堂出版
660円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
真名瀬美紀は大学時代の友人・沢野由布子から誘われ西国巡礼の旅に出た。由布子は近江八幡の造り酒屋の一人娘で、不治の病に冒されており、母親の勧めで巡礼の旅に出たのだ。途中、二人は不審なサングラスの男と度々出会う。そして、谷汲山華厳寺で満願を成就した夜、兄の愛人から呼び出された由布子は血まみれの母親の死体と遭遇する。近江八幡の旧家に絡み合う愛憎、子供たちの間で流行りだしたという不吉な童唄に秘められた謎に宮之原警部が挑む。
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