判じ絵殺し

余々姫夢見帖

広済堂文庫

和田はつ子

2009年9月30日

廣済堂出版

660円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

余々姫が身を寄せている側用人池本方忠の次男・信二郎に縁談が持ち上がった。相手方は八千石の大身旗本の栗山家であった。跡取りの藤緒との縁組みは、池本家にとって願ってもないことであったが、話は一向に進まず、余々姫の見る夢にも、血に染まった白無垢姿の余々姫が出てくるなど、不吉なものが現れるようになってきた。将軍の娘でありながら、もって生まれた不思議な力で怪事件を解決していく余々姫の活躍が冴える書下ろし好評シリーズ第五弾。

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