頻闇にいのち惑ひぬ

“狂気の中郷”と恐れられた警視庁公安特科隊長の中郷広秋は、パリに追放された。中郷の跡を継いだ“死神”伊能紀之も中郷と組んで暴れ回ったのがたたり、閑職に追いやられ、パリにやってきた。ポルトガル沖合で釣りを楽しんでいた中郷は漂流中の女を助けた。だがその女は、「大勢が…白血球の…」という謎の言葉を遺して殺された！さらに中郷らを殺そうとした女も「スワジランドに-奇蹟が-」という言葉を遺して殺された！謎を追って中郷らはスワジランドに飛んだが…？警視庁のスーパー刑事コンビが、科学者犯罪団と対決！長編ハード・ロマン小説の秀作！