尾瀬殺人湿原

長編推理小説

カッパ・ノベルス

梓林太郎

1988年5月1日

光文社

748円(税込)

小説・エッセイ / 新書

警視庁捜査1課の荒竹十三のもとに、殉職した元同僚・飯岡の弟、邦朗が訪ねてきた。姿を消した恋人の槙未弥子を捜してほしいとの依頼だった。絵はがきを頼りに、未弥子が消息を絶った尾瀬に向かった二人だったが…。尾瀬沼畔の山小屋を出た彼女の足取りはそこで途絶えた。沼田署の必死の捜索によって、未弥子は山小屋近くの湿原で、首を切断された無残な姿で発見され、別の女性も同じように殺されていた!変質者の犯行なのか?同僚の白鳥と事件を追う荒竹は、未弥子の元恋人が、冬の尾瀬で不可解な遭難死をしている事実を掴むが…。大湿原を舞台に繰り広げられる惨劇を、奇抜なトリックを駆使して描いた、書下ろし長編推理小説の傑作。

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