ちぬられた寒月
ハ-ド・サスペンス小説
カッパ・ノベルス
西村寿行
1988年9月1日
光文社
757円(税込)
小説・エッセイ / 新書
千葉県の館山をドライブ中の主婦3人が暴走族の群れに囲まれた。森の中に連れ込み凌辱の限りを尽くす暴走族…。女たちに死が迫っていた。その光景を見守っていた15歳の少年・古城洋佑は、愛犬クロと共に暴走族に襲いかかった。暴走族は大勢の死傷者を出したが、少年とクロはそれっきり行方不明になった。洋佑の行方を追う老刑事・徳田左近は、少年が大がかりな贈収賄事件と、それに絡んだ殺人事件に巻き込まれていることをつきとめた。少年に死の影が…。そして、古城家で起きる戦慄の惨劇が…!異常聴覚を持つ少年が巻き込まれた難事件に挑む徳田左近の活躍を描いたハード・サスペンス圧倒作。表題作ほか2編収録。
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