Cの悲劇
長編推理小説
カッパ・ノベルス
夏樹静子
1989年9月30日
光文社
757円(税込)
小説・エッセイ / 新書
芦田和賢と千巻は、もうすぐ結婚十年を迎える。和賢はコンピュータのシステム・エンジニアで、在宅勤務も認められている高給取り。千巻はテニスのコーチをしている。東京の西の郊外府中市の閑静な一戸建てに住み、子供のいない分、優雅な生活だった。“好事魔多し”-34歳になったばかりの千巻は、この先、戦慄の罠が待ち伏せていることに気づかなかった。不審の初めは、夫を渋谷の小さなホテルで見かけたことだった。さらに隣りに一人者の男が越してきて…。その2カ月後、思いもかけぬ、おそろしい事件が…!愛するが故に陥いる運命の罠。愛は幸福な罠?ミステリーの名手が『Wの悲劇』『Mの悲劇』に続き書き下ろした、渾水のサスペンス秀作。
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