AI時代の新・ベーシックインカム論

井上智洋

2018年4月18日

光文社

924円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 人文・思想・社会 / 新書

ベーシックインカム(Basic Income,BI)とは、「政府が、すべての人に必要最低限の生活を保障する収入を無条件に支給する」制度を指す。近年、特にヨーロッパ諸国を中心にBI導入をめぐる動きはかつてないほど盛んになっている。日本での導入の可能性はどうか。財源はどうするのか。現行の貨幣制度の欠陥とは何か。AI時代になぜBIが必要なのか。最大の障壁となるものは何か。そして未来の社会とはー。AIと経済学の関係を研究するパイオニアが、BIに関する様々な問題を深く掘り下げて論考する刺激的な一冊

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Ida Kazuya

隷属的“労働”からの解放! 人間らしさと実体経済を取り戻すベーシックインカム

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3.9 2020年04月15日

『コロナ禍』吹き荒れる今、“補償”や“給付”という言葉が飛び交ってますが、 そんな中 2年前に買って“積ん読”になってた本をジェンガから抜き取り再読。 そもそも何故『ベーシックインカム(以下BI)』に興味を持ったかと言うと、 どこかで『世の中の経済規模のうち9割は“金融経済”(金が金を産む)で、 モノやサービスとお金が交換される“実体経済”はわずか1割しかない』 という記事を読んだからで…、それは余りにも“不健全”だと思えたからです。 (ピケティの本が売れたり、“フィンテック”の言葉が躍り、それにヒトが踊らされたり…) ならば…何とかして少しでも“実体経済”の割合を増やさなきゃ!と単純に思うのに、 政策を含めた世の中(やイノベーション)の流れは“金融経済”ばかり…。 『それなら困ってる人(=お金をモノと交換する人)にお金配ればいいじゃん』 と、昨今のコロナ・ショックの“補償”議論で興味が再燃したのです。 で、この本は非常に分かりやすく、短く的確に、 第1章で入門編『BIとはなんぞや?』を、 第2章で財源論『現実的な(コスト)捻出方法』を、 第3章で貨幣制度改革の『歴史的背景と対処法』を、 第4章で本題のAIとの関係『AI時代にBIが果たす役割』を、 第5章:政治経済思想編で『人間と“労働”の関係』を書いてます。 目の前の“補償”“給付”も勿論だいじですが、“アフター・コロナ”のこれからを 『どんな世の中にしたいのか?』をちゃんと考えなきゃいけないな!と思いました。 この本の中でも紹介されている、オランダの若き歴史家(88年生まれ!):ルトガー・ブレグマンの 「隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働」も読んでみたいと思いました。 https://books.rakuten.co.jp/rb/14797979/

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