人類はふたたび月を目指す

光文社新書

春山純一

2020年12月16日

光文社

858円(税込)

科学・技術 / 新書

現在、中国を筆頭に、月を目指す国が世界で続々と現れている。一九六九年に初めて月に人類を送り込んだアメリカも、二〇二〇年代半ばに女性宇宙飛行士を月に立たせるという「アルテミス計画」を発表し話題を呼んだ。月を目指すのは、いまや国の宇宙機関だけにとどまらない。グーグルやスペースXなど民間企業が名乗りを上げ、様々なプレーヤーが月へと向かう時代となっている。二〇〇七年に月大型周回探査機セレーネ(かぐや)を打ち上げ、二一世紀の月探査の口火を切った日本はどうかー。日本の月探査計画に携わり、「月の縦孔の発見」で世界的に知られる著者が、月に関わる探査や発見をめぐるスリリングな舞台裏を綴るとともに、人類が、そして日本が月を目指す理由を問う。

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