脳の寿命を延ばす「脳エネルギー」革命

ブドウ糖神話の崩壊とケトン体の奇跡

光文社新書

佐藤拓己

2021年9月16日

光文社

1,100円(税込)

美容・暮らし・健康・料理 / 新書

「脳のエネルギー源はブドウ糖だけ」と言われて久しいが、近年、それだけでは脳は元気に働き続けることが難しいことが分かってきた。血糖値が安定していない場合、ニューロンのエネルギー不足が起こりがちだが、じつは認知症やうつ病の基本的な原因の一つが、このニューロンのエネルギー不足なのである。最も有効な対策は、エネルギー不足に留まっている時に手を打つことであるが、エネルギー基質であるケトン体をうまく使えば脳の老化を遅らせることが可能である。本書では、神経科学者である著者が、ヒトの脳の発生・発達を可能にしたエネルギーについて、エネルギー代謝の観点から科学的に説明しながら、脳を長持ちさせ、また身体全体の健康にも役立つ栄養摂取の方法について考察する。インスリンと老化の関係や、鳥類の高い運動能力と健康長寿の秘密にも進化の過程から迫る。

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