
死は存在しない
最先端量子科学が示す新たな仮説
光文社新書
田坂広志
2022年10月19日
光文社
1,012円(税込)
人文・思想・社会 / 新書
これまでの「科学」は、「死後の世界」の存在を、否定してきた。それゆえ、「死後の世界」を肯定する「宗教」とは、決して交わることが無かった。しかし、近年、最先端量子科学が、一つの興味深い「仮説」を提示している。その「新たな仮説」は、「死後の世界」が存在する可能性を、示唆している。では、その「仮説」とは、どのようなものか、どのような科学的理論か。もし、その「仮説」が正しければ、「死後の世界」とは、どのようなものか。この「死後の世界」において、「我々の意識」は、どうなっていくのか。もし、その「仮説」が正しければ、それは、この人生を生きる我々に、何を教えるのか。もし、この「仮説」が正しければ、「科学」と「宗教」は、融合していくのか。
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死と意識
ゼロポイントフィールド仮説による宗教と科学の融合から「死」を考える。人間の意識や生死はすべてひとつの大きな意識につながっており、自我や煩悩が生み出す苦痛からそれらの大きな意識に繋がることにより解放される、というのはユングのいう集合的無意識の話とリンクする。科学的見地に立脚した理論とはいえかなりスピリチュアル的な理論ではあるが、確かに多くの宗教を統合的に説明できるひとつの考え方とはいえるだろう。結局現在生きていくことは自我が生み出す煩悩による苦痛と紙一重であることは避けられない事実であり、死なずとも雑念を払い悟りを開く(意識と繋がる)ことによりそこから一瞬でも解放されるともいえるだろう。
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科学と宗教の融合。 これまで読んだことのない類の一冊。 死とは何か、意識とは、自分とは何か。 全史、全宇宙の記録がゼロ・ポイント・フィールドに蓄積されている。 荒唐無稽な話に聞こえるが、これらに一定の科学的根拠を与えている本書は実に面白い。
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