
魔物
長編ハ-ド・バイオレンス小説
カッパ・ノベルス
西村寿行
1993年6月30日
光文社
789円(税込)
小説・エッセイ / 新書
警視庁刑事・露無清高は、休暇を利用して北海道へとあてのない旅に出た。釧路から知床へと向かった露無の車を追尾する一台の車があった。突然、その車から鉄弓が撃ちこまれた。殺意を秘めた見知らぬ敵の攻撃から逃れた露無は、全身に傷を負いながらも原始の森の中に身を隠した。だが、“死刑執行人”の追跡は執拗に続く。逃げ場を失った露無に次第に“魔物”の正体が…、そして、一年前の夏、忽然と姿を消した妻三絵と愛犬ヤブレの影も。広大な知床の原生林を舞台に繰り広げられる恐怖の“人間狩り”。隠された驚愕の異常実験。“魔物”の生体とは。
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