愛の伝説・釧路湿原
長編推理小説
カッパ・ノベルス
西村京太郎
2001年5月30日
光文社
880円(税込)
小説・エッセイ / 新書
釧路湿原にあるタンチョウサンクチュアリに、ボランティアを志願してやってきた白井香織。責任者の持田は、香織の謎めいた雰囲気に惹かれる。しかし、香織を調査に来た私立探偵と、その妻の殺害事件が、二人の運命を引き裂いた。事件を捜査する十津川の尋問を受けた翌日、香織が姿を消したのだ!香織の「過去」を追って、十津川は横浜に飛んだ。そして、彼女の逃避行が選挙違反の連座制から、県会議員の夫を守るためであることを知る。県有地の払い下げ問題で揺れる神奈川県議会と、その陰で策謀をめぐらす大企業のエゴ。タンチョウの舞う美しい湿原を舞台に、いま黒い魔の手が、香織に迫る。
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