明治十一年の贋札(フェイク・マネ-)
長編時代小説
カッパ・ノベルス
舞岡淳
2001年5月30日
光文社
921円(税込)
小説・エッセイ / 新書
「俺は、いつかまたもう一度、こんパリを訪れたい。そんときはまた二人して大いに食い、大いに飲みもんそ」川路利良は、欧州視察団の一員として訪れたパリで、謎の日本人・リュウと出会う。異国の地で意気投合し、立場を越えて友情を結んだ二人だったが…。時は流れて明治十一年、東京。大警視となった川路のもとに、得体の知れない秘密結社「四季の会」の情報が届く。その組織形態はリュウが属していたフランスの革命組織に酷似していた。川路はリュウの関与を確信し、組織の壊滅に乗り出す。国家を賭けた暗闘の行方は!?書下ろし長編時代小説。
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