ジゴクラク
長編ギャンブル小説
カッパ・ノベルス
森巣博
2002年6月25日
光文社
984円(税込)
小説・エッセイ / 新書
’90年代初頭、博奕を生業とする「わたし」は、赤坂の非合法賭場で、バカラの魔力に嵌まり込んだ不思議な美少女、舞ちゃんと知り合う。毎日十万円ずつを勝負卓上で溶かし続ける少女の負けは、一千万円にも達した。逆張りで稼ぐ「わたし」に、少女は最後の勝負への協力を依頼する。-今晩だけ、今晩だけで結構です。わたしに逆張りを仕掛けないで下さい。その最後の勝負で少女が見せた放恣の乱舞打ちは、見ている者の息を詰まらせた。冬休みを利用して、少女はオーストラリアにやって来た。少女が願うまま、「わたし」は賭博とセックスの集中講義を施す。そして、赤坂での怨恨を引きずる芸能プロ代表との大バカラ勝負が始まった。美少女は、また舞うのだろうか。
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