塙保己一推理帖

観音参りの女 連作時代小説

カッパ・ノベルス

中津文彦

2002年8月31日

光文社

932円(税込)

小説・エッセイ / 新書

年明け早々からしばしば烈風に襲われた、享和二年(一八〇二)の江戸市中。検校・塙保己一は、幼なじみの河田屋善右衛門を訪ねた根岸の里で、不審な失火事件を聞いた。大店の隠居所が焼けて、若い母親と赤子の二人が逃げ遅れて死んだ、というのだ。両眼は光りを失って久しいが、保己一には、とぎすまされた感覚と、群を抜く記憶力があった。杖代わりの和三郎とともに焼け跡に足を運んだ保己一が「見た」ものは何か!-時代小説に新風を吹き込む塙保己一シリーズの幕開きを告げる傑作中編小説「観音参りの女」ほか、著者渾身の書下ろし連作時代小説。

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