兵隊やくざ(戦後編)
長編小説
光文社文庫
有馬頼義
1987年7月1日
光文社
491円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
軍隊を脱走した“私”と貴三郎は満州人に化け、帰国を策す。だが、逮捕されたら銃殺の身。逃亡は困難と悟った。貴三郎は生活のため、慰安所を開設。これが大繁昌した。そこへ憲兵も現われ、身元を洗い出す。そのとき終戦を迎えた。“私”と貴三郎は慰安所に火をかけ、天津から港まで歩く日本人を助ける。二人は崇高な人間愛に燃えていた。
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