刃差しの街
長編海洋冒険小説
光文社文庫
西村望
1991年11月1日
光文社
619円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
紀州太地にクジラの回游が途絶えた。明治10年のこと。困窮するクジラの村を救うため、捕鯨責任者・勝山良之助は若い未亡人・お妻を付け人に大阪や東京へ金策に飛ぶ。その頃、日本近海でアメリカの黒船が鉄砲でクジラを撃っていた。しかも2人は日米開港条約が相手方の捕鯨に有利な条件なのを知った。著者自ら現地取材を重ね、全力を傾注した直木賞候補の大作。
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