奇想、天を動かす
長編推理小説
光文社文庫
島田荘司
1993年3月31日
光文社
733円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
浅草で浮浪者風の老人が、消費税12円を請求されたことに腹を立て、店の主婦をナイフで刺殺した。だが老人は氏名すら名乗らず完全黙秘を続けている。この裏には何かがある。警視庁捜査一課の吉敷竹史は、懸命な捜査の結果、ついに過去数十年に及ぶ巨大な犯罪の構図を突き止めた。-壮大なトリックを駆使し、本格推理と社会派推理とを見事に融合させた傑作。
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吉敷シリーズの最高傑作と聞いていたから期待していただけに残念。物語の背景については、またかという感じだし(御手洗シリーズで)、トリックも推測しやすい。良い意味で裏切られない。 ちなみに私は、今のところ「北の夕鶴」が一番だと思っている。
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