朱鞘安兵衛
長編時代小説
光文社文庫
津本陽
1996年1月31日
光文社
680円(税込)
小説・エッセイ / 文庫
越後新発田城下で新陰流の太刀を学んだ中山安兵衛は、その後、馬庭念流の樋口道場へ入門。天性の剣筋で頭角を現わす彼に、高弟の妹が密かに思いを寄せる。だが、すでに妻子ある身、悩み抜いた末、江戸へ出奔。荒稽古で名高い堀内道場で、代稽古をつける四天王の一人となった。高田馬場の決闘を経て、吉良邸討ち入りを果たす、堀部安兵衛の無敵の剣を描く血風録。
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