雨の扉

光文社文庫

薄井ゆうじ

1998年10月31日

光文社

680円(税込)

小説・エッセイ / 文庫

「雨さえ降れば…」「そう思っているうちは、あなたはここから抜け出せない。雨なんて、自分で降らせるものよ」迷っている時間などない。自分で決めたことを信じて歩きつづけなければ…。絡み合う時空と人物が、読む者を心地好く幻惑する。人生の境目で、気づけば何かを失っているやるせなさと、それを乗り越える興奮を贈る、切なく温かい恋愛物語。

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